先週に引き続き、今週も村越が担当させていただきます。
先週は休養をテーマにしましたが、今回も休養に関連したものを取り上
げていきたいと思います。
皆様学校やお仕事の休憩時間、家に帰ってほっと一息ついた時、何か飲
み物を口にされるのではないでしょうか?水、コーヒー、紅茶etc…
それぞれお好みのものがあると思います。
今回は数ある飲み物の中でも「西洋の漢方」と呼ばれることもある「ハ
ーブティー」に注目していきます。
ハーブティーは様々な薬用植物を乾燥させてお茶にしたものです。香り
の効果(アロマテラピー効果)や飲むことによる薬理効果、色を楽しむ
ことの出来るものもあり、リラックスしたいときにおすすめの飲み物で
す。
日々の勉強、デスクワーク等々で肩こりや腰痛に悩まされている方は多
いと思います。ですので今回は肩こり、腰痛の症状を楽にしてくれるハ
ーブティーをご紹介します。
~肩こり~
ローズマリー:「若返りのハーブ」と呼ばれ、抗酸化作用があります。
血行を良くし、消化も促進してくれます。妊娠中の方や高血圧の方は注
意が必要です。
ハイビスカス:クエン酸を含んでいるため疲労回復に効果があります。
代謝を良くするほか、眼精疲労にも良いです。
クズ:「葛根湯」として知っている方も多いのではないでしょうか?鎮
痛作用と血行促進作用があります。
ラベンダー:鎮静、抗菌作用があり、緊張した筋肉をほぐす効果があり
ます。リラックスの効果も高く精神的ストレスの軽減も期待できます。
カモミール:鎮静、鎮痛作用があります。また、心身をリラックスさせ
る効果もあり、寝る前に飲むとよく眠れるようになります。妊娠中の方
やキク科アレルギーの方は使用を避けてください。
~腰痛~
腰痛にもローズマリー、カモミールは有効です。
その他のハーブティーもご紹介します。
エルダーフラワー:抗炎症、利尿、発汗作用があり、体内に溜まった毒
素の排出を促します。むくみの気になる方にもおすすめです。
アンジェリカルート:女性ホルモンの分泌を調節する作用があり生理痛
を緩和してくれます。血行を促進し体を温める効果もあります。妊娠中
の方、子供は使用を避けてください。
セントジョーンズワート:精神を安定させる抗うつ作用があります。鎮
静作用で筋肉を緩めたり、生理痛を和らげたりしてくれます。妊娠中の
方や子供は使用を避けてください。
ハーブティーは1種類で飲んでも良いですが、症状によって数種類をブ
レンドして飲むのも良いでしょう。注意事項の伴うハーブもありますの
でよく確認し、気になる症状によって使い分けてみると体にも気分的に
も良いのではないでしょうか。休憩中に飲む飲み物の選択肢の中に、ハ
ーブティーも入れてみてはいかがでしょう♪