こんにちは!今回も名乗らないで有名なアタクシです(素直に名乗れ)
さて、先週のブログでも報告した通り帯同していたバスケ部で最後の仕事を終えてきました。
転勤される顧問の先生の送別会ということで、たくさんの卒業生が集まって現役とごちゃ混ぜチームで試合をしました。
もちろん先生を混ぜてなので真剣な勝負というより楽しんでの試合です。
みんな良い笑顔でした。
同じような内容だとつまらないブログになるので興味がある方は
詳しくはwebへっ!!(某CM)
せっかくなのでトレーナーという仕事について分かりやすく書いてみます!
よくよく考えたら一般の人はあまりピンと来ないと思います、知らない人からするとあいつは毎週日曜に何の怪しい仕事をしているんだとなりかねないので(笑)
トレーナーと検索をすると指導員、インストラクターというワードとして紹介されています。
・技術や知識を習得させる為の訓練、指導を行う者
・スポーツ選手の健康や体調管理、技術指導を行ったり、その技術を一般の人にサービスとして提供したりする人の総称
by ○ikipedia先生
うん、まぁ、すごく曖昧な表現ですよね(笑)
広義ではいわゆる指導者と言われる人はみなトレーナーとされるでしょうが、日本での解釈ではトレーニングをさせる人、ぐらいの認識でしょうね。
間違いであり、正解でもあります。
トレーナーを細分化すると
故障した選手をいち早く復帰させる為のメディカルトレーナー
選手の体調管理や、傷害予防をするコンディショニングトレーナー
パフォーマンスをアップさせるためのストレングストレーナーもしくは、フィジカルトレーナー
メンタル面のケアや、試合に臨むための心理状態を整えたり、冷静な判断をできるよう感情のコントロール法を指導したりするメンタルトレーナー
などなど実はかなり細かく分かれています。
スタッフを充実させるチームだとそれぞれの専門トレーナーを集めてトレーナーチームを作り、全ての情報を把握するチーフトレーナー(だったっけ?)という役職のトレーナーを中心に選手についてのカンファレンスを定期的に行ったりして、それぞれの専門家の意見を反映させながら最も適したトレーニングや休養のプログラム作成をします。
このトレーナーチームには管理栄養士やチームドクターなども参加するので、ここまで環境が整っていると完璧と言えるでしょう。
逆にプロ選手にはこれだけの環境が揃っているのだから結果を出して当然という厳しさもあります、これでもいわゆる 低迷 という状態になったチームでは誰のせいと決めつけられるものでもないですが可能性だけ挙げていくと
・結果を出せない選手の技術不足
・試合時の采配など、ヘッドコーチの手腕不足
・スタッフのサポート力不足
などが考えられます。
今回はトレーナーに焦点を当てると・・・
世界で最高の選手が揃ったチームでも試合当日に風邪を引けば負けます。
最高のテクニックを持った選手でもそれを再現する為のフィジカルが無ければ宝の持ち腐れです。
最高のテクニックとフィジカルも持った選手でも戦う為のメンタルが無ければ勝てません。
チームにとってトレーナーという仕事がどれだけ大事で責任が求められるポジションか少しご理解いただけたでしょうか?
帯同したチームではメディカルをメインにしつつコンディショニング、ストレングス、メンタルトレーナー(多感な年頃の話し相手)までやらせていただいたので、かなりの経験をできました。
僕がいなかったらこのチームは今より悪い状態で終わってしまったかもしれないですし、むしろ良い結果を出していたかもしれません。
誰にも分からないし僕自身で評価できることではありません。
離れてみてやっぱり
あの時にあーしてたら違ったかな?とか、あの教え方はこの子達には合っていなかったかな?とか、やっぱりちょっとした反省はたくさん出てきます。
でも、だからこそワクワクしませんか?
もしそのチームで最高の結果を出す事ができた時に
あなたのおかげです、また来年もよろしくお願いします。
これって一時流行ったプライスレスなご褒美じゃないですか?
別にお金をもらったり、国民栄誉賞みたいな有名な賞をもらえるわけではありません。
プロチームと契約していても、メディアや社会から祝福されるのは貢献度がどんなに高かったとしてもスタッフではなく、選手です。
給料が上がったとすれば次年度からの責任は更に重くなります、技術や能力もより高く求められます。
プロであればいつ契約を更新できず職を失うか分からないリスクしかありません。
全力でやらなければたまたま最高の結果が出た時に自分の中で背徳感、無力感、劣等感などで一生後悔するでしょう。
全力でやったことで最高の結果が出れば先週ブログに書いた最高の贅沢を得られるでしょう。
どうですか?これだけハイリスク、ハイリターンな仕事は皆さんの日常に存在しますか?
自分の働き方一つで上記にあるような結果に関わるものだとしたらワクワクしませんか?
だからこそ毎回全力でやる価値があるし、全力でやらなくてはいけない仕事です。
ただの日本にある普通の高校の部活動とはいえ、これだけ責任ある経験をできたこの2年間は間違いなく僕の人生の中でも一生の宝になりました。
以前に帯同していたラクロスのチームと合わせると5年間トレーナーとして現場に出ることができました。単純な仕事としてのやりがいや経験だけではなく、僕なりに現場で出会える、ある瞬間を求めて現場に出続けたのですが、その瞬間は狙って出会えるものではありません。
にも関わらずこの5年間でその瞬間に数多く出会うことができて幸せな5年間でした。

途中から買って約3年半くらい?
相棒と言えるトレーナーバッグ
またもしも何かのチームや選手に帯同することがあれば、それまでに僕もパワーアップしていなくてはいけませんが、その契約してもらうクライアントに提供する僕の技術で唯一保証する内容は変わりません。
常に全力
もしこれを読んでいる人もご縁があれば、さくらメディカルの理念に従い、一緒に夢を見たり最高に贅沢な瞬間を共有できるかもしれませんね。
お後がよろしいようで。
ご静聴ありがとうございました。